- 2011-05-06 (金) 10:35
- マテリアル
喜久井町の家
外壁には建物にとっては中と外を隔てる重要な機能があります。
その外壁も何層にも分かれている場合が多く、最も外側は風雨から建物を守りながら、防火と汚れに対しても一定の性能が求められます。
さらに内側には建物を支える構造と断熱をつかさどる層があり、最も室内側は耐火と仕上げとしての美観が求められます。
トータル20cm前後の厚さです。
この建物はさらにこの外壁の外側に被膜を施しています。
この主な機能は内部に光を送り込みながら見え過ぎない役目と陽射しを和らげるようにと、この建物のために開発しました。
スッキリした表情と汚れにくさも同時に満たしています。
空気層を設けているため見る角度により奥行き感が違って見え、面白い表情となっていますが、いかがでしょうか。
ちなみに被膜でイメージしたのが細胞膜で、調べてみると単純な一枚の薄い膜ではなく、脂質二重層と呼ばれる構造です。頭部と尾部で構成されており、親水性と疎水性を併せ持つことで内外の調整、交信を行う機能をもつもののようです。
すごいですね。人智の及ばぬ世界を感じます。
建築を大きく変える可能性がミクロの世界にはまだまだあるような気がしてきました。
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