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月島の家

■小屋梁露出の改修・・・月島の家

昭和14年に作られた長屋の改修です。
あの築地市場が出来て4年後にできたことになります。
周辺の道路は幅1.8mしかなく、建て替えるとなると大幅にセットバックを余儀なくされる条件でした。
検討の結果既存の改修に決まりましたが、どうしても天井高を確保するために梁を露出させました。
結果として新旧のコントラストを際立たせる面白いインテリアになりました。

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■掘りごたつ・・・月島の家

掘りごたつというと昭和のイメージですね。
最近はちょっとした居酒屋か料亭でしかお目に掛かれません。
腰かける姿勢のまま座る視線の低さが新鮮です。
最近増え続ける外国人観光客にはどう映るのでしょう。
椅子とテーブルだと部屋が狭くなる場合には効果的です。
また見直されるときが来そうな予感です。

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昭和14年に平屋建てだった建物が2階建てに増築された経緯がありました。
ここは長屋の一角で、まだ月島あたりはこんな建物が多く存在しています。
解体してみるとすでにほぞ穴のあいた柱がリサイクル材として使われていました。
構造的にもよく耐えたものです。
輪郭を変えず新たに基礎をつくり、構造補強を加えながらほぼ新築同然の建物になりました。
1階床には深さ60㎝の床下収納を設け、トップライトと吹抜けで明るい空間にしています。また2階も小屋梁を現すことで天井高さを稼いでいます。
生まれ変わった家で楽しい暮らしを紡いでいって下さい。